ここ数年でものすごい量の子育てに関する情報や自己啓発系の情報に触れ、そこで学んだ事をベースにここ数週間意識してやっている事があります。
それは、
「ありがとう子育て」
幸福学研究で日本の第一人者である慶應義塾大学の前野隆司教授によると、幸せの4つの因子の1つが「感謝すること」。感謝をすると幸福度が上がると言われています。
そして、
「怒り」の原因は「期待にそぐわないこと」→「期待値を下げることで怒りの感情が湧きにくくなる」→期待値を下げる秘訣は「周りの些細なことに感謝すること」というメカニズムをある講座で学びました。つまり、極端に言うと「子どもが生きててくれるだけでありがたい」と常に心から思っていたら、宿題をやらないことなんて「まいっか!」と思い怒りも軽減する、という事。生命をさまよう難病を克服して生還し今この子がここにいる、と想像したら、やらない/できないなんてちっぽけに思えて怒りも湧かないということですね。
(極端に言うと、ですよ!)
さらに、
感謝は褒めよりも断然効果的だと感じます。対等な関係性を保てるし、「褒め」にはない「人の為になる喜び」を子どもに持たせることができるので。
さらにさらに、
子どもの自己肯定感を上げる技術として「存在承認」(無条件にその子の存在を認める)がありますが、これも「ありがとう」が効果的です。
で、あるならば!
「褒め」を「感謝」に変え、喜びを「感謝」で表現し、「感謝」で存在承認をしながら、子どもの自己肯定感をグイグイ上げつつ、自分の幸福度も上げながら子育てしたらいいと思うんです!
それが「ありがとう子育て」です!(酷いネーミング(笑))
例えば、
【存在感謝系】
「今日も元気に起きてきてくれてありがとう!」
「いつもいっぱい笑ってくれてありがとう!」
「今日も一日ありがとう!」
「生きててくれてありがとう!」(究極的)
【行為感謝系】
「大きいお口してくれてありがとう!磨きやすい!」(歯磨き時)
「テキパキ準備できたね!時間通りに出れて気持ちがいい!ありがとう!」
「モリモリ食べてくれてありがとう!」
「宿題を頑張るカッコいい姿を見せてくれてありがとう!」
などなど。
ポイントは
「別にママの為にやった訳じゃないよ」というツッコミが入らない言い方にする事。
つまり、やるべき事をやったその事自体に感謝はしない。
【NG例】
「宿題をやってくれてありがとう!」
「時間通り準備してくれてありがとう!」
「歯をちゃんと磨いてくれてありがとう!」
やるべき事をやった
↓
ママが嬉しい気持ちになった
↓
嬉しい気持ちの原因を作ってくれてありがとう
という流れがいいかと思います。(まだまだ試行錯誤中ですが。)
数日前のブログ記事でも書きましたが、私は英語で感謝を表現する事も多々です。それの方が伝わりやすい時は特に。
既にこの「ありがとう子育て」の効果を実感している日々です。
ほぼ「〇〇しなさい」という命令はなくなったように思います。
そして日々の小さな成長に気づけるようになりました。
何より、
「この子たちがここにいる幸せ」をますます強く感じられるようになりました。
「ありがとう子育て」おススメです。
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