最近、自己肯定感を高めることについて「あれ?」と思うことがよくあります。
「自己肯定感低いんです。できてないこといっぱいあるし、ネガティブに考えがちだし…」
という人に対して
「そんな風に思わないで!ポジティブに!肯定してあげて!」
みたいな。
いやいや、肯定どころか「そんな風に思っちゃダメ」って否定してますよね。
まったく意味がない。
ここはできてない、ここは改善した方がいい、自分にはこういうところがある、
それも自分の「今」の状態と認めてあげていいんですよね。
自己肯定感は、
良いとか悪いとか、
できるとかできないとか、
成長してるとかしてないとか、
やるとかやらないとか、
役に立ってるとか立ってないとか、
そういう条件を抜きにして、
自分が「存在してること」を喜べる、
そんな感覚。
(感覚なので言語化しにくいんですが。)
「根拠なき自信」や「そこなかとない自信」はここからくると思います。 ・
・
・
だからこそ、
小さいお子さんを持っている方はとにかく「存在承認」をたくさんしてほしいんです。
存在承認は、それこそ、やった/やらないじゃなく、できた/できないじゃなく、
子どもの存在に対する喜びを伝えてあげること。
「うまれてきてくれてありがとう」
「君のお母さんでいることが嬉しい」
「君と一緒にいると幸せ」
「君がいることが喜び」
言葉にするのが恥ずかしいような言葉たちかもしれません。
でもぜひこういった言葉をたくさん伝えてほしいんです。
言葉にしなくても伝わってる?
そんなことないんです。
言葉にして伝えてください。
そうやって自分の存在を認められ、
存在を喜ばれていく中で、
真の自己肯定感が育まれていくと思います。
そしてそれが、
失敗しても、挫折しても、辛くても、
やり抜ける力、生きぬく力の源になっていくと思います。
「根拠のある自信」、つまりは「できた!達成した!成長した!役に立った!」から作られる自信は
その「真の自己肯定感」の上に積み上がっていくのだと思います。
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□自分の言葉で伝えづらい方はこの本がおすすめ。
↓
「あなたがだいすき」
鈴木まもる(ポプラ社)
「あなた」のところをお子さんの名前にして読んであげていいと思います♩
□こちらは聖書がベースになっている本ではありますがとても素敵なメッセージが込められています。
↓
「たいせつなきみ」
マックスルケード
(セルジオ・マルチネス絵/ホーバード豊子訳)
(いのちのことば社)
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