Mother's Story第1回目の著者:ノムラ サユリさん
男の子3名(9才、7才、3才)
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私には、3人の息子がいます。 9歳、7歳、3歳。それぞれが食べ盛り、伸び盛りで、毎日賑やかに、慌ただしく過ごしています。
長男がお腹にいたころを入れると、私の子育て期間はおよそ10年になります。 横浜で初めての育児に奮闘していたころは、周りの友人や環境にも助けられ、楽しく、それなりにこなすことが出来ていたと思います。 長男が2歳半、次男が生後半年になって、私たちは夫の仕事に伴い渡米しました。 それからが、私にとって、子育ての試練の始まりでした。 子どものお世話に暮れる毎日は、うまくいかなくて、思うように出来なくて、何度泣いたかわかりません。 思うように頼れる人もおらず、時差が気になって友人との連絡も遠のき、ストレスは溜め込むばかり。途方にくれることも、何度もありました。
そんな私を救ってくれたもの、それは、育児書や、ネットの情報ではなくて、実際に出会う「人」そのものでした。そして、出会った人にかけてもらったあたたかい「言葉」。 私は、出会えて心から幸運だと思いました。そして、話す、という事はとても大切な事なんだと学びました。 かけてもらったあたたかい言葉に、一気に涙が溢れて言葉を失う経験と、そこから広がる安堵感。 気負っていた力が抜けて(すぐに問題の解決はされていなくても)大丈夫なんだと力づけられました。
私は、これが一番最良だろうと考えて、子どもにあれこれと接する。 でも、私と違う「人」は、また違うアプローチを教えてくれる。 それは私が気づかなかった事に溢れていて、子どもは色んな人から、沢山のことを学んで育つ。 あぁ、育児って、1人では出来ないものなんだなと実感する瞬間です。それがどれだけ有難いことなのか…。 うまくいかない事は今も色々あるけれど、これもきっと何とかなると希望を持てているのは、そんな色んな「支え」を感じられているからだと思います。
ちえさんのMother’s journey との出会い。これはまさに一期一会。 子育てについて話し合える貴重な時間と、改めて、我が子と、自分と向き合うとても良いタイミングでした。 私のこれまでのストーリーも、また誰かの少しのヒントに、クスッと笑えるひと時になればいいなと思います。

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