今回は少し雰囲気を変え、地元で開催されたセミナーの報告会、という形でMother’s Cafeを行いました!
セミナー:スポーツメンタルコーチ藤代圭一さんによる、子供のやる気を引き出すしつもんメンタルトレーニング(https://www.eventbrite.com/e/54119439701#)
報告者:Mariko Gibsonさん
まずはアイスブレイキングという事で、様々なゲームをしました。あだ名を覚えて瞬時に答えるゲームや、指示と同じ事を言う/同じ事をする/逆の事を言う/逆の事をする、の組み合わせで遊ぶゲームなど。後半はかなり難しく失敗の連続。その度に笑いの渦が巻き起こり、ここに仲間同士で失敗を許容し、笑って盛り上がるというチームワークに大切な要素が隠れているという事でした。
その後、やる気を引き出すいろいろなエッセンスを聞く事ができました。その中で私自身がすぐに実行してみた事や印象に残った事をまとめてみました。
1、良い所/うまくいった所に目を向けるとやる気に繋がる!
試合等の後に行う反省会。その名の通り、反省会では反省点つまり良くなかった所や改善点を話し合うのが当たり前になっていますよね。でも、そこでできるだけうまくいった事は何だったかを話し合う事で次へのやる気が湧いてくる、という話をしてくれました。子育てもどうしても子どもの欠点やできていない所に目がいきがち。返ってきたお弁当箱の食べきった部分ではなく残してあるものが気になるし、塗り絵も塗れている所より白く残っている部分やはみ出した所に目がいってしまいます。人間は欠けている所が気になるものだそう。意識してうまくできた所に目を向けて言葉にする事で子どものやる気に繋がる!日々心がけたいです。
2、HOWの力
報告の中で人は失敗をした時Whyで聞かれると「言い訳」をするけど、Howで聞かれると「方法」を考える、という話がありました。フムフムと思い、早速長女で実験してみました。外に遊びに行く娘に6時までに帰って来るよう言ったのですが、帰ってきたのは6時半。「何で(why)時間を守れなかったの?」と聞くと、「だって○○ちゃんが時計見せてくれなかったんだもん」とバッチリ良い訳が返ってきました。その後、「どうしたら(How)次から時間が守れると思う?」と聞くと「自分の腕時計があればすぐ時間が見れるからできると思う!」(←何だか新しいおもちゃをねだられているようで複雑な気持ちになりましたが笑)見事に自分なりに考えた方法が返ってきました。自分で方法を考えると「人生の主導権を握る」感覚を得られるのかなと感じます。子どもたちは親から「あれして、これして」と言われる事が多いですが、主体的になる楽しさがやる気に繋がるのかな、と感じました。そして自分で決めて自分で実行するという経験を積み重ねることでそれが「人生の舵を自分で切る練習」ひいては「自立」に繋がるのだと感じました。
3、自分で考え、更なる挑戦!
最後に3人一組になり、チーム一丸となって行うゲームをやりました。1回終わるごとに作戦会議をし合計3回行いました。みんな必至に作戦を考えながら前のめりになってゲームをする姿はまさに「やる気」の固まり。競争が楽しかったり、自己新記録を作るのが楽しかったり、仲間と一丸になる事が楽しかったり、作戦と実行の実験感覚が楽しかったり、「やる気の元」は人それぞれ。でも自分たちで作戦を考えてトライし、うまくいった所を話し合い、励まし合い、更なる挑戦をするということは共通して私たちのやる気に火をつけていたと思います。
全てのエッセンスを実践を交えて教えてもらったので、1つ1つが腑に落ちました。子どもの勉強に対するやる気、習い事に対するやる気、興味を持った事に邁進するやる気、お手伝いに対するやる気...親はいろいろな場面で子どもたちにやる気を持ってほしいと思いますよね。彼らは「やりなさい」ではなかなか動きません。「自分で気づく」「自分で考える」「自分で決める」「自分はできる」この辺りがキーワードになってくるなと感じました。
ここで学んだ事を活かし、様々な場面で子どもたちの内側から湧き出るやる気を引き出していきたいなと思います。
報告してくれたMarikoさん、参加してくれたお母さんたち、本当にありがとうございました!
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