About

2013年に長女を出産し、それまで何の問題もなかった子育て。しかし、長女が3歳半、次女が1歳になるころ少しずつ何かがおかしくなっていきました。次女が1歳、あちこち自分で動けるようになり目が離せなくなる中、長女には少しずつ躾をしなければならない、という思いから長女に対して怒ることが増えてきました。感情的に長女を叱ってしまい、「これじゃダメだ」「明日はきっといい親になろう」そう思ってもまた次の日の朝から大きな声を張り上げて怒り、自己嫌悪の毎日が続きました。今振り返るとその頃の私は"きちんと躾けること"と"感情的に怒ること"の区別ができていませんでした。

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そしてシアトルに引っ越して間もないある日、イライラが爆発し、ついに長女の頭をポカーンと叩いてしまったのです。その瞬間、自分の中で何かがぷつんと切れた感覚がありました。それまで持っていた「自分はいい親になれる」という根拠のない自信が音を立てて崩れ、このままじゃダメだ、と差し迫る感情を抱きました。そして一度根拠のない自信を捨て、「できない」自分を受け入れて、きちんと子育てを学ぼうと決心しました。

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パソコンを開き「自己流　子育て限界　子どもの良さ伸ばしたい」そんな溢れ出る思いをキーワードに調べ始め、たどり着いたのが、子どもに対する「コーチング」でした。色々なサイトを見ていく中で、

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「子どもの自主性を伸ばす」 「子どもの可能性を引き出す」「いいも悪いも受け入れる」

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そんな言葉たちが私の心を捉え、子どものコーチングを学んでみたいと思いました。

 

自分と長女に変化が現れるのに時間はかかりませんでした。学んだことをすぐに実践していくとみるみる長女との関係が良くなっていったのです。面白いほどに改善されていった親子関係でしたが、学びを通じてあることに気がつきました。それは、親が変われば子どもが変わる、子どもの言動を矯正する前に、お母さん自身の言動を見直し、お母さん自身を整えることだと。そして私は、お母さんに対してのコーチング「マザーズコーチング」を学ぶことを決め、私自身さらに変化していきました。

 

自分の感情と丁寧に向き合ったり、私自身の人生をじっくり考えたり、心のケアをすることで気持ちが安定し、娘たちの言動に振り回されイライラすることが減りました。

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また、私自身の心や人生を大切に思うことで、今子どもが生きている世界や価値観をも尊重する大切さにも気づき、こちらの常識を押し付けないで接することができるようになりました。

さらに、マザーズコーチングを通し自身と向き合うことで、とても大きな気づきがありました。それは、夫の異動や手のかかる子どもたちに翻弄され、”自分が主役の人生”を見失っているということ、そしてそれが胸の奥で常に不満の種となって眠っている、ということでした。

そのことに気づいてから、私はより子育てを楽しむ為にも、自分の人生を再クリエイトしようと新たなスタートを切ることを決意しました。そしてそれが娘たちと自分の関係をより良くしていったと思います。

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これまで経験してきた辛さや憤りは全て私自身の Mother’s Journeyの航跡。そしてそれらを糧に得てきた知識やノウハウ、気づきや学びを自分の中だけに留めておくのではなく、たくさんのお母さんたちと共有し、一人でも多くの方の背中を押せるような存在になりたい！そんな思いでこのMother’s Journeyを立ち上げるにいたりました。