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2019年2月7日「子育ての大きな柱「自己肯定感」徹底研究!」第2回目ワークショップを開催しました!

大寒波の影響で大雪に見舞われたシアトル。

足下が悪い中、「子育ての大きな柱「自己肯定感」徹底研究!」第2回目のワークショップを開催しました。


今回はまず自己肯定感を高める技術「承認」について学んだ後、お母さんたちが日頃やっている自己肯定感を高める具体的な行動をシェアしていきました。


様々な話が飛び交う中で、注目したポイントが3つ。


まず1つ目の注目点は自己肯定感の高いお母さんのお母さんや自己肯定感の高い旦那さんのお母さんのお話。自己肯定感の高い人がどんな風に育てられたのか、これってとても興味深いですよね!理論も良いですが、実際にどうだったかという話はいつもとても参考になります。

ポイントはこんな感じ

ーとにかく褒めてくれた!何をしても褒めてくれた!

ーお母さん自身が割と自由に自分がやりたいことを楽しんでいた。

ー厳しさもあったが、信じて励ます育て方をしていた。


ちなみに私自身も自己肯定感が高い方で、自分のお母さんがどんな風に育ててくれたか考えてみました。うちはとにかく放任主義。母が看護師をしていて、家にいないことが多かったのが一番の理由ですが、うるさい事は何も言わず、何をやってもいいよという感じ。信じてもらっていたという感覚がありました。だからこそ裏切りたくないし、しっかりやってやろうという気持ちを持っていたのを今でも覚えています。逆にお母さんと一緒にいるときはとことん甘えていました。この「子どもを信じる」というところ、すごくポイントだなと思います。


2つ目の注目点は、否定語を使わない/ポジティブな返事をするという、高度な事に挑戦しているお母さんのお話。

否定語を使わないというのは「××しないで!」という言葉を「○○してね!」に置き換えるということ。つまり、「走らないで」を「歩いてね」に、「触らないで」を「見るだけだよ」にする。また、ポジティブな返事をするというのは「チョコレートたべたーい」という子どもに対して「ダメ!さっき食べたでしょ」ではなく「食べたいよね、おいしいもんね!」と1回受け入れてから「でもね...」とチョコレートをあげられない理由を説明する。または「いいよ!でもさっき食べたから明日にしようか」という風に「いいよ」で受け取ってから、でも今は食べないよ、という方向へ持っていく。これってめちゃくちゃ高度なテクニックですよね!でも、常にダメという言葉や否定語を浴びせられると子どもは「自分てダメな人間なんだ」と思ってしまい自己肯定感を低くすることに繋がります。高度ながらもこれらのテクニックは実践し、それが当たり前にできるところまで習得したいものですよね。


3つ目に注目したのは、あるお母さんの実体験。そのお母さんは自分自身の自己肯定感がとても低かったとおっしゃっていて、でも今の旦那さんのお陰で少しずつ高まったというお話をシェアしてくださいました。それはとにかく旦那さんがじっくりじっくり、否定もせず、アドバイスもせず、話をとことん聴いてくれて、それを何度か繰り返した、という経験でした。このお母さんの中でどんな事が起こったのか詳しくはわかりませんが、その経験がこのお母さんに「受け入れられた」「この自分を受け入れよう」という感覚をもたらしたのだと思います。「話を聴いてもらえた」という、そのシンプルな行為だけで自己肯定感や自分自身に対する気持ちの持ち方が変わる、という事に鳥肌が立ちました。「聴く」ことの大切さを思い知らされたように感じます。


今回も本当に学びの多いワークショップとなりました。ご参加くださったお母さんたちありがとうございました!

次回の第3回目はお母さんの自己肯定感をテーマに、また楽しく学んでいきたいと思います!

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