top of page

第3回Mother's Cafeを開催しました!

今回は言語博士である照屋秀子さんをお迎えしてバイリンガル教育について学びました。

お母さんたちはとにかく興味津々!参加者のお母さんたちとそのご家族は、アメリカにこれから先も住む予定の方が多かったため、英語に染まっていく環境の中で日本語の習得をいかにしていくか、というところに終始フォーカスが当てられました。


まず始めに秀子さんが断言したのが、バイリンガルに子どもを育てるのは重労働!そして「日本語も英語もどちらもバイリンガル」は不可能、という事でした。アメリカに住んでるし、お母さんは日本語で子どもたちに話すから自然とバイリンガル~♩なんてのんきな事は言っていられないということでした。冒頭からびしっと気を引きしめられました。


「アメリカで暮らし現地校に通う以上、母国語は英語になる!」

意外だったのが、親の話す言葉よりも学校での言葉が優位になるという事でした。これはまず押さえなければならない大切なポイントだなと感じました。秀子さんによると、100%英語を話すモノリンガルの子たちと比べるともちろん習得ペースは緩やかなものの、アメリカ生活を続け現地校に通い続ければ16才くらいまでに彼らと同じレベルの英語力が身に付くという事でした。

「目指す所を決めて、具体的な行動を考える!」

前述したようにアメリカで暮らし、現地校に通う以上、母国語は英語。つまり英語の心配はしなくてオーケー。では、日本語をどこまで求めるのか、ここをしっかり考える必要があると秀子さんは強調していました。おじいちゃんおばあちゃんと会話ができればOK?仕事で使えるくらい?ネイティブに限りなく近く?これはそれぞれの家庭で違います。それをしっかり夫婦で話し合い目指す場所を決める、これがまずとても大切だとおっしゃっていました。


また、アイデンティティークライシスや日本人補習校、メディア視聴の効果などなど話は多岐にわたりましたが、印象に残っているのが「影響力の大きい私たちお母さんの日本語の質を上げる/表現の幅を広げて子どもと会話をする」ということでした。日常会話はいつも同じになりがち。でも意識をしていろいろな表現や言い回しで物事を伝えることで子どもの日本語力アップに繋がるということをお話しされていて、これは今日から実践してみよう!と思いました。

子育て同様、正解のない言語教育。夫婦のコミュニケーション、子どもとのコミュニケーションをよく取りながら進めていくことが大切かなと感じました。


秀子さん、参加してくれたお母さん方、本当にありがとうございました!

閲覧数:43回
bottom of page