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【VUCA時代の子育て】4つの視点で未来を切り開く

更新日:6月3日

① 自己理解力を育む


VUCA時代において、自分自身を深く理解していることは何よりの強みとなります。周囲が変化し続ける中でも、自分の価値観や得意なことを知っていれば、迷いながらも自分の軸を持って進んでいけるからです。子どもたちが自己理解を深めるためには、自分の気持ちを言葉にする練習が欠かせません。嬉しかったこと、悲しかったこと、悔しかったことを、家庭の中で安心して表現できる場を作ることが大切です。また、自分の強みや興味に気づく小さな体験を積み重ねることで、自己肯定感も育っていきます。


【自分の強みと弱みを知る力】


成功体験だけでなく、失敗や苦手なことにも向き合う経験を重ねることで、子どもは「できること」と「助けが必要なこと」を冷静に見極められるようになります。強みを伸ばし、弱みを補う力は、どんな社会でも生き抜く武器になります。


【感情を言語化する力】


自分の感情を言語化できる子どもは、他者と建設的な関係を築くことができます。小さなトラブルをきっかけに、感情を表現し、解決策を一緒に考える習慣を家庭で育んでいきましょう。


② 柔軟な思考力を鍛える


これからの社会では、一つの答えだけに固執せず、状況に応じて考えを変えたり、新たな視点を取り入れる柔軟さが求められます。柔軟な思考力は、困難に直面したときに突破口を見つけるための力となります。


【失敗を受け入れるマインドセット】


子どもが失敗したとき、親がすぐに手助けしたり、過度に叱ったりすると、挑戦する気持ちは萎えてしまいます。むしろ「失敗しても大丈夫」「失敗から学べることがある」と伝え、挑戦そのものを肯定することが、柔軟な思考を育てる土壌になります。


【多様な価値観に触れる経験】


家庭内に閉じた価値観だけでなく、異なる文化や考え方に触れる経験は、思考の幅を広げます。旅行、読書、多様な友人関係など、小さな異文化体験を積み重ねることで、子どもたちは世界を広く柔らかく受け止められるようになります。


③ 他者と協働する力を育てる


どれだけ優れた能力を持っていても、単独で成果を出せる時代は終わりを迎えつつあります。チームで力を合わせ、互いに補い合いながらゴールを目指す力が、今後ますます重要になります。


【コミュニケーション能力を高める環境づくり】


家庭内でも、子どもが自分の意見を自由に話せる雰囲気を作ることが、協働する力を育てる第一歩です。親子で意見が違ったときには、すぐに否定せず、「どうしてそう思ったの?」と対話を深めることで、自然とコミュニケーション力が磨かれます。


【チームで成果を出す喜びを教える】


スポーツやグループ活動などを通して、「一人ではできなかったことが、みんなとならできた」という体験を積むことも効果的です。この成功体験が、他者と協力することへのポジティブなイメージを育みます。


④ 未来志向の力を持たせる


変化の激しい時代にあっても、ただ受け身で流されるのではなく、自ら未来を切り拓く力を持つことが、これからの子どもたちには求められます。


【自ら目標を設定し、挑戦する力】


小さなことで構いません。自分で「これをやってみたい!」と決めた目標に向かって努力し、達成する体験を積み重ねることが、未来を見据える力を育てます。親は、ゴール設定を手伝うのではなく、あくまで「応援者」として伴走する存在でありましょう!


【小さな成功体験を積み重ねる】


未来に向かって歩む力は、一朝一夕で育つものではありません。子どもが自ら動き、小さな達成を積み重ねるたびに、「できた!」という成功体験を心に刻み、それがやがて大きな自信と未来志向の力に育っていきます。


・・・


次回は「親ができる!VUCA時代に向けた子どものサポート方法」で具体的なサポート方法をお伝えしていきます。

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