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【VUCA時代の子育て】とは?これからの子育てに必要な視点

更新日:6月3日

VUCA時代とは?社会の変化を理解しよう


VUCAという言葉、聞いたことがありますか?

「VUCA(ブーカ)」とは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った言葉です。もともとは軍事用語でしたが、現在ではビジネスや教育の分野でも、急速に変化し、先が読めない現代社会を表すキーワードとして使われています。テクノロジーの進化、国際情勢の不安定化、地球環境問題など、社会全体がこれまでにないスピードで変動している今、私たち大人はもちろん、これから社会に出ていく子どもたちも、この「VUCA」の波を乗り越えていかなければなりません。


なぜ今、子育てに新しい視点が求められているのか


これまでの日本社会では、「いい学校に入り、いい会社に就職する」という一本道が、子どもたちにとっての“成功モデル”とされてきました。しかし、VUCA時代においては、そのモデル自体が通用しなくなっています。どれだけ学歴を積んでも、未来は予測不可能で、ひとつの会社に一生勤めあげる保証もない。そんな時代を生き抜くためには、「正解を探す力」ではなく、「正解のない中で考え、行動し続ける力」が求められるのです。このため、親自身も子育ての在り方を根本から見直す必要があります。


VUCA時代に子どもたちが直面する未来とは?


AI技術やロボティクスの発展により、今ある仕事の多くが数十年以内に姿を消すと言われています。一方で、今は存在しない新しい職業が生まれ続けるでしょう。また、国際社会での競争や協力が一層求められるようになり、言語や文化を越えたコミュニケーション能力も重要になります。さらに、地球環境問題や社会的格差といったグローバルな課題にも向き合わなければなりません。このような未来を見据えると、子どもたちに必要なのは「変化を恐れず、自分で考え、行動できる力」であることがわかります。親が子どもたちにできる最も大きな支援は、この力を育むことなのかもしれません。


なぜ「VUCA時代」に子育ての考え方が変わるのか


これまでの常識が通用しない時代へ


かつては、良い大学に入り、名のある企業に就職すれば、安定した生活が約束されると信じられていました。しかし、現代は違います。企業の寿命は短くなり、世界情勢の影響でいつ職業構造が変わるか予測できない時代です。これまで親世代が信じてきた「安定」という常識は、子どもたちにとっては当たり前ではなくなりつつあります。そうした背景から、今求められる子育ては、「変化に適応できる人材を育てること」にシフトしているのです。


「正解のない時代」を生きるために必要な力


VUCA時代の大きな特徴は、「これをしていれば大丈夫」という確かな正解が存在しないこと。だからこそ、与えられた課題に対して単に「答え」を探す力だけでなく、自ら課題を見つけ、柔軟に仮説を立て、試行錯誤を重ねながら解決していく力が不可欠なのです。この力は、試験や偏差値で測れるものではありません。日々の経験の中で育まれる、自己決定力、挑戦する力、そして自分自身を信じる力が、子どもたちの未来を切り開くカギになります。


子育てにおけるリスクとチャンス


VUCA時代の子育てはリスクも伴います。親が過保護になりすぎると、子どもは自分で考える力を育めません。適度なリスクや失敗を経験させることで、子どもはたくましく成長していきます。失敗を恐れずチャレンジする経験は、たとえ小さなことでも、やがて大きな自信となります。


親にできることは、子どもが安全な範囲でリスクを取り、自ら考え、乗り越える力を尊重し、サポートすること。この視点を持つことで、VUCA時代は子どもたちにとって「大きな可能性の時代」へと変わるでしょう!


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次回は〈【VUCA時代の子育て】4つの視点で未来を切り開く〉をテーマにさらに深くお送りします♪


 
 
 

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