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子供につい言ってしまっているあのセリフ、実は要注意!

更新日:2020年4月14日



コロナの影響をもろに受けているここ一ヶ月ですが、子供達と最高に親密で、普段は過ごせない時間を過ごしていて、我が家は幸福度が上がったように感じています。

さて今日は、


いつも子供に言っているあの言葉、

実は子どものやる気を奪っている!


というお話をしようと思います。

その言葉とは、ずばり


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「ありがとうは?」

「ありがとう言ったの?」

「ちゃんとありがとう言って!」

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ドキッとした方は多いのではないでしょうか。

実は私もたくさん言ってしまった事があります。


子供に「ありがとう」ときちんと言える人になってほしい、

そんな純粋な気持ちですよね。

これに関してこんな事はよく耳にするのではないでしょうか。

「ありがとう」や「ごめんなさい」は言わされて言うものではない。

「ありがとう」や「ごめんなさい」は気持ちが伴って自然と出てくるものだ。


これらもその通りだと思います。でも今回のポイントはそこではありません。

実はこれらの言葉、子どものやる気を奪う言葉なんです。


それは、なぜか。


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人前で子供のミスを指摘をしている

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からなんです。


私は子供の力を120%伸ばせるよう「根っこの力を育てる」、「お母さんと子供の最高の関係を作る」にフォーカスを当てて日々学びと実践を繰り返しています。

そしてその基本の1つに、

「人前で子供のミスを指摘しない」ということがあります。

なぜなら、

他者の前で子供のミスを指摘する=子供を辱める=子供の自己肯定感を下げる

ことになるからです。

「ありがとうは?」

「ありがとう言ったの?」(言っていない事はわかっている)

「ちゃんとありがとう言って!」


という言葉たち、これはミスの指摘です。

「ありがとうが言えてないよ。」

「言われた事ができていないよ。」

「ちゃんと言えないのはダメだよ。」


と人前で伝えているからです。


未就学時の子はまだ「ありがとう」を自分から言えない事が多いと思います。特にプレゼントをもらった時などは有り難いという気持ちよりも興奮の方が上回ってしまうからです。そしてちょっとしたやりとり(鉛筆を貸してもらった、おうちで遊ばせてもらった)に対してはまだ有り難いという気持ちを持てなかったりします。


だからトレーニングは必要です。相手が自分の為に何かしてくれた時、誰かに何かをもらった時、助かったな、楽しかったなという時はその気持ちをきちんと相手に伝えようね、という事はおうちできちんと教えるべきだと思います。


しかし子供がそれをきちんと理解したならば、

「ありがとうは?」

「ありがとう言ったの?」

「ちゃんとありがとう言って!」


はぜひとも封印しましょう!特に小学生以降の子は。

それは人前で子供のミスを公開し、辱める事になってしまうからです。


前述した通り未就学時の子はまだ自分から「ありがとう」を言えない場合が多いです。なので「○○もらって嬉しかったね。ちゃんと気持ち伝えようね。」と促しても良いかもしれません。


しかし、小学生になっている、もしくはそれよりも上の子供にとっては、

  • わかっている事を何度もりマインドされる

  • 言おうとしているのに横から「言ったの?」と言われる

  • どうせ言ってないんだろうと決めつけられる

  • うっかり忘れてただけなのに人前で指摘される


のは、やる気を奪われます。

英語でいうところのDISCOURAGEDです。

でも子供はつい忘れますよね。なのでそういう時の為に「非言語の合図」をぜひ作ってください。例えば、お母さんが肩に手を回したら「ありがとうを言おうね」の合図、という共通の認識を子供と持っておいて、子供がありがとうを言うのを忘れていることに気づいたらその合図を送るようにします。こうすれば子供を辱めず、言い忘れている事を伝えてあげる事ができます。

私たちは気づかないうちに、子供がわかっていること/できることでもすぐにリマインドしたり、人前で指摘したりしてしまいます。


子供が小さいうちは必要な場面は多々あります。


(私たちは人前で指摘やリマインドをすることで、「きちんと子供を指導している良いお母さん」をアピールしていることも度々ある事にも気づかないといけませんね。)

でもある程度大きくなったら、子供の力を伸ばす為にも、お母さんとの最高の関係を築くためにも、ぜひ「人前で指摘をする、リマインドする」に関してちょっと気をつけてみてください!

思わぬところでやってしまっている事があるかもしれません。

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